空き家を放置するとどんな問題が起こる？デメリットや売却方法を解説！

放置されている空き家は年々増えています。
親が他界して住んでいた家が空き家になっているという方も多いでしょう。
空き家の管理にはお金や労力がかかるため放置しがちですが、空き家を放置することにはたくさんのデメリットがあります。
今回は空き家を放置することのデメリットや、売却する方法を解説します。

空き家を放置することのデメリットとは？

手入れを怠っている空き家の放置は、老朽化を急速に進ませるデメリットがあります。
老朽化が進むほど家屋の価値も下がっていくため、安い金額でしか売却できなくなる可能性が高まるでしょう。
傷みが激しい場合は、多額な費用をかけて取り壊すしか方法がなくなる場合もあります。
また、空き家には害となる生き物や虫が住み着きやすく、その影響が周りにおよび近隣トラブルを招くデメリットもあります。
不法投棄されることも多いため、景観や異臭の問題で近隣トラブルに発展することもあるでしょう。
そのほかにも、放置された空き家は犯罪の拠点となりやすいデメリットもあります。
放火をされたり、犯罪組織に利用されることもあるため注意が必要です。

放置している空き家にも税金はかかるの？

空き家を相続すると、固定資産税や都市計画税など税金の支払い義務が生じます。
空き家が生活できるように維持されていれば、固定資産税は居住者がいる場合と変わりありません。
しかし荒れ果てるまで空き家を放置すると、その空き家は特定空家に指定され、固定資産税が6倍にもなることがあるのです。
特定空家とは、放置することで倒壊の危険性や衛生上の問題が大きい場合など周囲に迷惑がかかる可能性の高い空き家を指します。
一般的な空き家には、住宅用地の特例により住むための建物が建つ土地の税率を最大6分の1に軽減するという特例控除が適用されています。
特定空家はこの控除が外されてしまうため、固定資産税の負担額が最大で6倍に増えるのです。

放置していた空き家を売却する方法は？

放置して老朽化してしまった空き家は、古家付き土地とすることで売却できる可能性が高まります。
中古住宅としてではなく、古家付き土地として無理に老朽化した家を売ろうとせず土地の良さをアピールして土地を売却する方法です。
しかし、少しでも早く売却をする必要がある場合は、更地にして売却したほうが良い場合もあります。
古家の取り壊しの手間を考えて土地を買うことをためらう人もいるため、更地にしてしまえば検討してくれる人が増えるでしょう。
また、古家付きの土地には家の取り壊し費用が加味されていて更地の値段よりも安くなることが多くなります。
更地にすれば、環境によってはより高く土地が売れる可能性があることはメリットでしょう。

まとめ

空き家を管理維持することは簡単なことではありません。
だからといって空き家を長年放置すると税金が高くなる可能性があるだけでなく、周囲への迷惑にもつながりかねません。
空き家の管理が難しい場合は、早めに売却を検討しましょう。
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