不動産相続は終活で考えたいポイントの一つ!空き家にかかる負担とは?

2022-02-18

不動産相続は終活で考えたいポイントの一つ!空き家にかかる負担とは?

この記事のハイライト
●空き家の管理は相続人の負担になり得るので、終活では不動産の処遇を考えておくと良い
●空き家は適切に管理しないと、さまざまなデメリットが発生してしまう
●空き家にしないための対策として不動産売却を検討する際は、スピーディーに現金化できる買取もおすすめ

近年増加している空き家は、相続した不動産であるケースが多々あります。
空き家にはさまざまな問題が発生する可能性があるので、不動産を所有されている方は、終活で不動産相続に関する準備をしておくことがおすすめです。
そこで今回は、終活で不動産の処遇を考える際の参考になる3つのポイントについて、ご説明します。
さいたま市や越谷市周辺で不動産の相続を控えている方は、ぜひご参考になさってください。

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終活では相続の準備をしよう①空き家に必要な管理とは

終活では相続の準備をしよう①空き家に必要な管理とは

近年は、人生の終わりに向かうための準備である「終活」をおこなう方が増えています。
終活をおこなう理由はさまざまですが、「残された家族に迷惑をかけないため」と考える方が多いようです。
家族の負担をなるべく減らすためには、以下のような終活が有効だと考えられます。

  • 自分の持ち物などを整理する
  • 相続に向けた準備や財産の整理をする
  • 葬儀やお墓などの準備をする

これらの終活のなかでも頭を悩ませてしまうのは、相続に関する準備でしょう。
とくに相続財産に不動産があり、相続人が複数いる場合は、どのように分けたら良いかと困ってしまうかもしれません。
また、思い入れのある自宅は、そのまま残してもらいたいとお考えになる方がいらっしゃるでしょう。
ただし、その自宅が空き家になる可能性がある場合は、注意が必要です。

空き家には適切な管理が必要

だれも住んでいない家は、老朽化が進みやすいものです。
その理由としては、「湿気がたまるので腐りやすい」「水道管のサビが破損につながる」「雨漏りなどの不具合に気付きにくい」などが考えられます。
そのため、空き家は以下のような管理を定期的におこなう必要があります。

  • 通風や通水をする
  • 空き家の状態をチェックする
  • 室内や庭などの掃除をする

通風は湿気対策に、通水は水道管のサビ防止に有効です。
湿気はカビやシロアリ発生の原因になるので、通風は重要な作業です。
通水では、水の出方や色などのチェックもしておきましょう。
空き家の状態チェックでは、「雨漏りが疑われるシミはないか」「雨樋や外壁などに破損はないか」などのポイントに気を付けながら、空き家全体を見回ります。
そして掃除では、庭の手入れを念入りにおこないましょう。
雑草や植木の枝が伸びすぎると、はみ出して隣の家に迷惑をかけてしまうかもしれません。
また雑草が茂ると、害虫が大量発生する可能性もあります。
このように、空き家の管理は老朽化防止だけではなく、近隣の方に迷惑をかけないためにも必要です。
ですから、1か月に1回くらいは空き家へ行き、これらの管理をおこなったほうが良いでしょう。

空き家を管理する手段

空き家の管理は、自分でおこなう他に、管理会社に依頼することも可能です。
自宅と空き家の距離が離れていると、定期的に通うことが難しい場合があるでしょう。
また、管理には手間や時間がかかるので、空き家が近くにあっても自分では管理できないかもしれません。
そのような際は管理会社に依頼すると、空き家の管理を任せられます。
台風などの被害をすぐ見に行けない場合に、確認をお願いすることもできます。
ただし、費用の負担が増えてしまうことがデメリットです。
空き家管理にかかる費用の目安は、月々5,000円~1万円ほどだといわれています。
空き家を所有する限り、この費用がずっとかかり続けてしまうのです。

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終活では相続の準備をしよう➁空き家放置によるデメリットとは

終活では相続の準備をしよう➁空き家放置によるデメリットとは

空き家の管理には、手間や時間、もしくは費用がかかることがわかりました。
ただし、だからといって空き家を管理せずに放置していると、以下のようなデメリットが発生してしまいます。

  • 空き家の老朽化によって不動産の価値が下がる
  • 空き家に起因する事故が起きた際に、責任を負わなくてはならない
  • 特定空き家に指定されるリスクがある

適切に管理されていない空き家は、老朽化が早く進みます。
すると、「相場よりも安い価格でしか売れない」「建物の需要がないので解体が必要」などのデメリットが生じます。
また、空き家が老朽化しても放置を続けていると、倒壊する可能性があるでしょう。
もし、倒壊によって他人に損害を与えると、所有者の責任が追及されてしまいます。
さらに「特定空き家」に指定されるリスクにも、注意しなくてはなりません。
空き家の放置はさまざまな社会問題の発生につながるため、以下のような状態にある空き家は、特定空き家に指定される可能性があります。

  • 倒壊など保安上危険となる恐れがある
  • 衛生上において著しく有害となる恐れがある
  • 周囲の景観を損なっている
  • 生活環境保全の観点から考えて不適切である

そして、特定空き家に指定されると、2点の大きなデメリットが発生します。
1点目のデメリットは、固定資産税の優遇措置を受けられなくなることです。
通常は、建物のある土地には固定資産税の優遇措置が適用されるので、更地に比べて税金の負担が軽くなります。
けれども、特定空き家に指定されると、建物があっても更地と同様の税金を負担しなくてはなりません。
2点目のデメリットは、行政代執行によって取り壊される可能性があることです。
特定空き家に指定されると、空き家の所有者には状況を改善するための助言や指導、勧告などの行政指導がおこなわれます。
それらに従わなかった場合は、強制的に取り壊されてしまうかもしれません。
このように、空き家の所有にはさまざまな負担がかかります。
ですから終活では、これらの点を踏まえたうえで、不動産の処遇を検討しましょう。

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終活では相続の準備をしよう➂事前に検討したい空き家対策とは

終活では相続の準備をしよう➂事前に検討したい空き家対策とは

空き家にかかる負担を減らすためには、事前に対策を考えておくと良いでしょう。
不動産を空き家にしないための対策として有効なのは、以下の2つです。

  • 建物を解体する
  • 不動産を売却する

それぞれの対策について、ご説明しましょう。

対策1:建物を解体する

建物を解体して更地にすると、空き家を管理する手間がなくなり、負担が軽くなります。
さらに、空き家の放置によってリスクが発生することもなくなるので、安心につながるでしょう。
ただし、解体には費用がかかることがデメリットです。
空き家が木造の場合、解体費用は1坪あたり5万円ほどかかります。
また、更地にすると、土地の固定資産税が上がってしまう点に注意しましょう。

対策2:不動産を売却する

もし活用する予定がないのなら、思い切って売却することも有効な空き家対策です。
さらに、売却は相続におけるトラブル防止にも効果があります。
不動産は分けにくい財産なので、相続でトラブルが起こりやすく、終活において悩むことがあるでしょう。
その際は、選択肢の一つとして、不動産売却を検討してみましょう。
売却によって不動産を現金化すると、複数の相続人がいても均等に分けられるので、トラブルの減少につながります。
もし、不動産の買い手が見つかるか不安な場合は、「買取」がおすすめです。
買取は不動産会社が直接買い取る方法なので、買い手を見つける必要がなく、スピーディーに現金化できます。
今すぐ売却すると住む場所に困ってしまうという方は、終活で相続人に「売却がおすすめであること」を伝えておくと良いでしょう。
その際は、相続人が将来スムーズに売却できるように、終活で家財道具の整理をしておきましょう。

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まとめ

相続した不動産が空き家になると、さまざまな面において所有者の負担になってしまいます。
ですから、終活で不動産の処遇を決めておくと、安心して老後を迎えられるでしょう。
永大では、さいたま市や越谷市を中心としたエリアで、不動産の売却をサポートしております。
買取にも対応しておりますので、スピーディーな売却をお望みの方は、ぜひ弊社までお気軽にご相談ください。

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