2023-10-31
離婚をするときには不動産は財産分与の対象になるので、任意売却をしなくてはならないケースがあります。
売却してもローンが残ってしまう場合は、離婚前に任意売却をおこなったほうがスムーズなケースもあるため慎重に検討してください。
こちらでは、離婚するときに任意売却をするメリットと、離婚前にしたほうが良いのかを解説します。
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任意売却を選択したほうが良いケースとして、不動産を売却しても住宅ローンが残っている状態が続く場合です。
売却前に査定をおこないますが、査定額がどうしても住宅ローンの残債に届かずに一括返済が難しい場合には、債権者の承諾を得て売却をおこないます。
夫婦の場合、ペアローンや連帯債務、連帯保証人などを使っているケースが多くありますが、離婚しても金融上の関係は解消されません。
住宅ローンが支払えずに滞納してしまうと、競売にかけられる恐れもあり、競売では相場よりも大幅に低い価格での売却になってしまいます。
債権者の承諾が得られれば、オーバーローンでも競売よりも高く売却でき、金融上の関係もスムーズに解消できるのが任意売却のメリットです。
残債の返済計画の交渉もでき、リースバックの利用も可能になります。
離婚後も家を持っておいたほうが良いと考える方もいらっしゃいますが、夫婦のどちらかが家を出なくてはなりません。
家がある限り固定資産税がかかり、築年数が古くなるにつれて建物の価値も下がるので、将来的に売却ができなくなる可能性もあります。
ライフスタイルにマッチしていない家に無理矢理住み続けるよりも、売却して平等に分配したほうが後のトラブルを回避できるでしょう。
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離婚後のトラブルで多いのが、夫婦間で連絡がつかないケースです。
とくに離婚後に任意売却をおこなう場合には、連絡がつかなくなると手続きを進められません。
また夫婦で家を購入した場合、共同名義にしていたり連帯保証人になっていたり、2人の名前で契約している場合が多いです。
家を売却しなかった場合、住んでいなくても毎月のローン返済が発生するので新生活の負担になってしまうケースも多いです。
また、ローンの滞納によって連帯保証人に一括支払いの督促がきてしまうなどのトラブルがあり、共倒れになる可能性もあります。
離婚が成立したあとは関係も疎遠になりがちです。
離婚協議中は今後についていろいろな話し合いをしなくてはならないので、不動産についての話し合いもしておいたほうが、スムーズに進めやすいでしょう。
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離婚をするときに不動産の任意売却は必須事項ではありませんが、売却して現金化してしまった方が財産分与も平等におこなえるのでトラブル回避につながります。
売却を決めたら、離婚前におこなったほうがしっかりと新生活に向けての話し合いもできるでしょう。
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