2024-02-13
日本では高度経済成長期に多くの住宅が建設されましたが、人口減少の影響などのため空き家が増加し社会問題となっています。
ところで、空き家を売却するための1つの方法として空き家バンクがあるのをご存じでしょうか。
この記事では、空き家バンクとは何かのほかメリットや利用する際の流れもご説明するので、空き家の売却にお困りの方はお役立てください。
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空き家バンクとは、企業や自治体が運営している空き家に特化した不動産情報提供サービスです。
放置される空き家が増えて社会問題になっているのがサービス登場の背景にあり、1990年代において地方自治体を中心に運用されるようになりました。
民間の不動産会社が運営しているサービスもありますが、地方自治体が提供しているものは非営利目的で人口や税収の増加などを目指して取り組まれています。
空き家を売却したい所有者は物件の情報を公開でき、購入希望者はインターネットなどで情報を閲覧して気に入った物件を見つけた場合に窓口へ申し込む仕組みです。
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売却したい不動産の情報を流す間口を無料で広げられる点がメリットの1つです。
また、このサービスにより個人間で売買を成立できると、不動産会社へ売却依頼する際に必要な仲介手数料がかかりません。
なお、空き家問題を抱える地方自治体のなかには建物の改修費などを補助している場合もあり、空き家バンクを利用するとスムーズに補助制度を活用できる可能性が高まります。
一方、十分な知識を有しない個人間での売買は、トラブルに発展する可能性が考えられます。
サービスを提供している地方自治体の多くは、売買そのものには関与してくれません。
さらに、物件の案内や売買契約を当人間でおこなわなければならないため、手間取ってしまいがちな点もデメリットといえるでしょう。
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空き家バンクを利用したいときの流れは、サービスを提供している地方自治体の窓口に相談するところから始まります。
地方自治体によっては、不動産会社へ媒介契約をしている場合には対象とならないなどの条件があるため注意しましょう。
登録するためには、必要書類を提出したうえで担当職員に現地を確認してもらいます。
審査を通過するとサービスに物件の情報が登録され、購入希望者からの問い合わせが地方自治体に入ります。
担当職員からの連絡を受けた場合には、購入希望者へ連絡し内見日を設定してください。
その後、購入希望者と売買に向けて交渉し、互いに納得した際には契約を締結します。
不動産登記や売買代金の収受、引き渡しなどは一般的な売買と同様です。
なお、空き家は近隣トラブルの発生などにつながるため早期売却が望ましいといえます。
売却をすすめる際には空き家バンクに登録するほか、不動産会社に売却依頼や物件管理を依頼すると安心でしょう。
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空き家を放置していると近隣トラブルだけではなく、維持管理費や固定資産税などがかかってしまいます。
空き家を所有してお困りの方は、地方自治体などが運営している空き家バンクの活用も検討してみてはいかがでしょうか。
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