2024-05-14
活用していない空き家を所有していても、さまざまな設備のメンテナンスや管理が発生します。
浄化槽の掃除もそのひとつですが、管理方法がわからずに、長期間にわたって放置してしまっている方もいるかもしれません。
そこで今回は、空き家の浄化槽を清掃しないとどうなるのか、また長期間使用しない場合の対応や管理方法を解説します。
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空き家の浄化槽の掃除は、浄化槽本来の分解浄化機能を維持するために必要な作業です。
そもそも浄化槽とは、生活するうえで発生する汚水を綺麗な状態に変え、川などに放流するための装置です。
浄化槽は一般的に、微生物に酸素を供給するためのブロワと呼ばれる装置が付いていて、電気によって作動しています。
そのため、空き家だからとブレーカーを落としているとブロワが停止し、浄化槽の微生物が死滅してしまうため注意が必要です。
微生物が死滅すると、強烈なにおいが発生します。
また、電気がとおりブロワが作動していても、掃除を怠れば分解浄化機能がなくなるリスクもあります。
推奨されている年に1度の掃除は、欠かさずおこなうようにしましょう。
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空き家の浄化槽を長期間使用しない場合の対応方法として挙げられるのが、浄化槽休止報告書の提出です。
前提として、家庭用小型浄化槽のある空き家の持ち主は、浄化槽法と呼ばれる法律で、浄化槽の各種装置の動作確認や調整を4か月に1回以上おこなうことが義務づけられています。
しかし、浄化槽休止報告書を提出しておくと、法律で義務付けられた点検などが免除されます。
長期間浄化槽を使用しない場合や使用再開時期が未定である場合には、浄化槽休止報告書を提出しておくと安心です。
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空き家の浄化槽の管理方法としては、定期的な保守点検や清掃が大切です。
定期的な保守点検や清掃は専門業者に依頼するのが一般的で、業者選びは空き家の所有者が自由におこえます。
家庭用の浄化槽(5~10人槽)の費用は、月1回の定期点検でおおよそ5,000円前後、年1回の掃除や点検で3~5万円が相場です。
くわえて、浄化槽法では、県が指定する検査機関による法定検査を年1回受けることが定められています。
家庭用の浄化槽(5~10人槽)の場合の費用は、およそ5,000円ほどです。
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空き家の浄化槽の掃除を怠ったり、ブレーカーを落として浄化槽が正しく機能しなかったりする状態であると、強烈なにおいが発生するなどのリスクがあります。
また、浄化槽の所有者は、各種装置の動作確認や調整などが法律で義務付けられているため、長期間使用しない場合は浄化槽休止報告書の提出がおすすめです。
そのほか、定期的な保守点検や清掃、法律で定められた法定検査も忘れずに対応していきましょう。
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