2024-12-10
土地や建物の売却をする際、売り出し価格の設定の参考にできるデータのひとつが「実勢価格」です。
今回は、実勢価格の概要や調べ方、調査時に気を付けたい注意点を解説します。
不動産に適切な売り出し価格を設定するために、ぜひ参考にしてください。
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「実勢価格」とは、土地や建物の売買に際して、売主と買主の間で取引が成立する価格、つまりは成約価格を指す言葉です。
土地に関しては「公示地価」や「基準地価」といった指標もありますが、これらは実勢価格とは意味合いが異なります。
公示地価は、国土交通省が地域ごとに定めて公表しているもので、公共事業用地の取得価格の算定や、固定資産税・不動産取得税などの算出に使うものです。
基準地価は、各都道府県が地域ごとに土地の価値を評価したもので、一般取引や、地方公共団体や民間企業がおこなう土地取引の基準にされています。
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実勢価格の調べ方には「国土交通省の不動産情報ライブラリを参照する」「固定資産税評価額をもとに算出する」「公示地価・基準地価をもとに算出する」などがあります。
国土交通省のホームページから不動産情報ライブラリにアクセスし、住所などから土地を検索するのがもっとも簡単な方法でしょう。
このほか、固定資産税の納税通知書に記載されている固定資産税評価額や、公示地価・基準地価をもとに算出することもできます。
「固定資産税評価額÷0.7×1.1」あるいは「公示地価または基準地価×面積×1.1」で算出される価格を目安としてください。
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実勢価格を調べる際の注意点は「過去の取引額から変動している可能性がある」「売り出し価格は自由に決められる」「その他条件次第で価格に差が出る」の3つです。
実勢価格はあくまでも過去の成約価格であるため、その後地価が変動している可能性もあり、必ずしも実勢価格のとおりに売買が成立するとは限りません。
必ずしも実勢価格で売りに出す必要はないため、早期に売却先を決めたい場合にはやや安く設定することもできます。
また、実勢価格はあくまで地域全体における目安であるため、土地の形状や方角、周辺環境などによって価格は上下する点に注意してください。
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実勢価格とは、特定の地域において、過去に不動産の取引が成立した価格(成約価格)のこと。
国土交通省の不動産情報ライブラリを参照するか、固定資産税評価額や公示地価・基準地価から算出することで実勢価格を調べられます。
実勢価格はあくまでも過去のデータであり、現在の価値は変動している可能性もある点に注意しましょう。
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